マフラーの錆落とし その2 錆落とし編
2011-10-31
取り外した醜いマフラー。とりあえず、まずは洗浄です。
ジャブジャブと、
ゴシゴシと、
あわよくば、錆も流れ落ちてしまえと...
もちろん、そんな訳は無く...
サビは健在。
このときのために、ホームセンターへ行ってかって来ました。
サビ落としのケミカル。
いろいろあったのですが、ドロッとしてスプレーした場所に長時間居座ってくれるやつをチョイス。
これを惜しげもなくシュッ、シュッとスプレー。
ポタポタと垂れたやつをペーパータオルに染み込ませ、再度、エキパイに塗り塗り。
特に酷いエキパイ前方は、サビ落としを染み込ませたペーパータオルを湿布のように巻きつけ。
明日の朝まで、一晩寝かすことに。
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マフラーの錆落とし その1 マフラー取り外し編
2011-10-30
マフラーは、3箇所で止まっています。・前方エンジン部分(各パイプ、4x2箇所)
・中央下部
・後部サイレンサー部分
人それぞれ外し方があると思いますが...
私の場合。
まず、サイレンサー部分のナットを外します。
でも、ボルトには引っ掛けたまま。
次に中央のボルトを外します。
これは、全部外しちゃいます。
最後に、エンジン前方のパイプホルダーを外していきます。
これで、下準備完了。
そしたら、マフラーの下にもぐり仰向けに寝そべります。
(死んだ虫のように手足を上げた状態。)
右膝でマフラー中央を軽く持ち上げ、
両手でマフラー前方を軽く持ち上げ、
左足でボルトに引っかかった状態のサイレンサー部分をボルトからはずし、
両手、両膝で、マフラーを前方にスライドさせ、エンジンから抜き出します。
どんな感じで作業しているか、想像できますでしょうか。。。
私に絵心があれば、図解できるのですが...
誠に残念。
カミさんに写真を撮って貰うことも可能だったのですが、あまりに情けない格好なのでやめました。
要は、純正マフラーは、重くて分割できないので、取り外し/取り付けが大変だということです。
ついにコイツらとご対面
ラジエター洗浄 その2 洗浄編
2011-10-28
汚いです。ラジエターは、細かいフィンがあり、ゴシゴシ洗う訳には行かないので、少し面倒なんです。
まずは、分解です。
後ろに付いているファンを外します。
次は、前についているガードを外します。
ファンには、大量の汚れが付いてます。
油汚れのようなので、スプレーと歯ブラシで根気良く、ゴシゴシと。
配線にあまり水がかからないように気をつけながら、水と洗剤でさらにゴシゴシと。
すぐに、水をふき取って、日向に乾かしておきます。
続いて、ガード。
これは、普通に洗剤とブラシでゴシゴシと。
最後が、ラジエター。
フィンには、小さな虫やら、細かい泥や石が大量に詰まっています。
まずは、曲がったフィンを小さなマイナスドライバーで、一枚一枚、真直ぐにしていきます。
結構、根気の要る作業です。
そして、水圧で流し落とします。
当然、簡単に流れ落ちない汚れもあるので、それは、個別に取り除きます。
まぁ、そんなに神経質になる必要も無いのですが、こういう時にやっとくと良いでしょう。
ラジエターの洗浄 その1 取り外し
2011-10-27
フロント周りが終わったので、次は、ラジエターです。まずは、クーラントを抜きます。
廃液を受けるためにトレイを下に置いて、
ドレインボルトをはずします。
この状態だと、ドレインボルトを外しても、パイプ内の空気圧で、チョロチョロ程度しか出ません。
そこで、ラジエターキャップを緩めると...
ジャーっと勢い良く出てきます。
しばらく放って置いて、もう良いかなぁと感じたら、とりあえずドレインボルトを元に戻しておきましょう。
今回は、廃液も変色したり、ゴミもなさそうなので、行いませんでしたが、内部の汚れが気になるようだったら、ラジエターパイプ掃除のケミカルを使うのも良いかもしれません。
ちなみに、以前、こんなの使ったことがあります。
さて、どんどん外していきましょう。
両側のホーンの配線をはずして、、
ラジエターの右上に繋がっているのホースを抜いて、左右のラジエターガードをはずします。
両側上部の2本のボルトは、緩めるだけにしておきましょう。
これらのボルトを外す前に、
左側から出ている温度センサーのケーブルと、
右側から出ているファンのケーブルを
はずします。
それから、ラジエター左下に繋がっているラジエターホースのホルダーも緩めておきましょう。
これで準備OK。
両側のボルトを外せば、ラジエターがはずせます。
真ん中上部のつめがフレーム側に差し込んであるので、これを抜く感じで。
ラジエターが外れたら、左下のラジエターホースから抜いて、
完全に外れます。
フォークの取り付け
2011-10-26
さて、OHしたフロントフォーク。ステアリングステムのグリスアップも終わりましたので、晴れて取り付けです。
一本目のフォークを下から通し、アッパーブラケットに固定。
二本目のフォークも下から通し、アッパーブラケットに固定。
左右同じ位置で固定すれば、好みで構わないと思いますが、一応マニュアル通りに。
トルクも規定どおりに。
次に、アンダーブラケット側を締めこむのですが、アッパーブラケット中央にステアリングのトッププラグを少し緩めておくと、上下ブラケット間のストレスが抜けて、よろしいようです。
アンダーブラケット側のナットを規定値で締めこんで、
ステアリング・トッププラグを規定どおり締めなおせば、
無事装着です。
おっと、もうひとつ。
フロントフォークのトッププラグを規定値まで締め込むのも忘れずに!
ステアリングステムのグリスアップ
2011-10-25
せっかくフロントフォークが外れているので、このままステアリング周りに進むことにします。まず、上下2つのフォークブラケットをはずすのですが、ハンドルバーをはずす必要があります。
ボルト4本をはずせばよいだけなのですが、ブレーキラインとクラッチライン、リザーバタンクがついているので、位置を動かすことができません。
そこで...
吊るすことにしました。
何か、入院患者のようです。
後はどんどんはずして行くだけです。
イグニッションキーから出ているケーブルをはずします。
次にトッププラグをはずして、上のブラケットを抜きます。
ステム側はこんな感じ。
ロックワッシャーをはずし、
ステムナットをはずす。
こんな感じです。
もうナット等は無いのですが、ステムは下側に抜け落ちません。
実は、Oリングのみ止っているのです。
初めてはずしたときは、なぜ外れないのか悩んだものです...
このOリングをはずしたら、ステムは下に抜け落ちます。
下側のベアリングは、ステムにはめ込んであります。
上側のベアリングは、フレーム側。
これをはずすと、上側のアウターレースを確認できます。
これが下側のアウターレース。
薄っすらと打痕がありますが、大した物ではないので、このまま利用。
その代わり、ベアリング側には上下共にたっぷりグリースを塗りこんでおきます。
ステムを再装着し、Oリングをつけた後も、
ベアリングの上に、さらにグリースを盛って、
ステムキャップで蓋をします。
後は、
ステアリングナットをつけて、
ロックワッシャーをすけて、
トッププラグを締めておしまい。
バイク屋さんって...
2011-10-24
大きなおもちゃを手に入れて以来、毎週末、外出の予定がある場合以外は、ずーっとガレージに篭って作業しているわけですがね。すごいんですよ、疲労が。。。
作業した土日の夜は、両手の握力が激減しており、
月曜の朝は、何か、腕やら、肩やら、腰やらが痛い。
これでも、運動不足には気を付けているほうでして、できるだけジムに行って汗を流したりしているんですがね。
それでも、バイク整備の後には、体のあちらこちらが、痛いんですよ。
何でだろう?
でも、世のバイク屋さんたちは、毎日こんな作業しているわけですよねぇ。
しかも、一日何台もいじってるわけですよねぇ。
やっぱりプロの方々はすごいなぁ。。。
フロントフォークのOH その8 組み立て完了編
2011-10-23
空気が抜けたら、組み立てておしまいです。スプリング入れて。
ワッシャー、カラー、ワッシャーを入れて。
プリロードアジャスターを取り付けます。
この時、カートリッジ側のロックナットは、先から11mmのところにセットすること。
最後にトップブリッジをインナーチューブに締め付けます。
ただし、規定トルクまで締め付けるには、フォークをブラケットに取り付けないとできないので後ほどとなります。
これでおしまい!
...のはずだったのですが...
片付けの際、
何、これ?
おっ?
シリンダーカートリッジの中に刺さっているはずのバイプ!?
付け忘れた?
どっち?
...
もちろん、外からは見分けはつかない...
はぁ~。
フロントフォークのOH その7 オイル注入編
2011-10-22
次はオイル。オイルは、今年モトGPで絶好調のホンダワークスのメインスポンサー。
レプソル様。
今回フォークは空なので、ほぼ一本まるまる。
これを、フォークに注いで、
後はオイルがカートリッジ内に行き渡るように、カートリッジを上げたり、下げたり。。。10回ほど。
エアが抜けるまで、しばらく放って置きます。
その後は、オイル面の調整。
ここで登場、オイルレベルゲージ。
余分なオイルを吸いだしておしまい。
途中作業の画像が無くて申し訳ない。
フロントフォークのOH その7 カートリッジ&オイルシール取り付け編
2011-10-21
さあ、組み立てです。インナーチューブの先に、インナーガイドブッシュを取り付けます。
(この写真は、アウターガイドブッシュもついてます。)
そして、インナーチューブをアウターチューブに挿入。
続いて、カートリッジを挿入。
カートリッジの先に、シリンダーベースを取り付けるのを忘れないこと。
そしたら、アウターチューブの底から、ガスケットをはさんでボトムアレンボルトを取り付けます。
スペシャルツール再登場!
角パイプ!
各パイプが回らないようにレンチで固定して、アレンボルトをトルクレンチで締めます。
2つのレンチ間に距離があり、力が入れにくいので、カミさんにヘルプしてもらいました。
次は、アウターガイドブッシュの打ち込みです。
これは、オイルシールドライバーを使います。
インナーチューブが傷つかないように気をつけながら、スコン、スコン、スコン...と。
音が、カン、カン、カンと甲高くなったら底まで打ち込まれています。
続いて、ワッシャーを入れて、
オイルシール。
シールのリップを傷つけないように、
インナーチューブの先にサランラップを巻いて、
オイルシールのリップにグリースを薄く塗って、
片側を入れて、シールをのばしながら、シールを回すような感じではめます。
あとは、ゆっくりと下の方へずらしていきます。
そして、アウターチュブの先まできたら、再度、オイルシールドライバーの登場。
スコン、スコン、スコン...と。
下まで打ち込んだら、クリップをはめて、おしまい。
試しに、何回かインナーチューブを上下に動かしてみると良いです。
最後にダストカバーをはめて、完了です。
フロントフォークのOH その6 インナーチューブ抜き取り編
2011-10-20
カートリッジを外したら、インナーチューブを抜きます。
まずは、ダストシールを先の薄いマイナスドライバーか何かでこじ上げて外します。
そして、オイルシールを固定しているリテインニングリングを外してます。
あとは、スライディングハンマーの要領で、下から上へ何回か引っ張り上げます。
すると、上に幾度にオイルシールと、アウターチューブブッシュが、ずり上がってきます。
これらがアウターチューブから抜ければ、インナーチューブは抜けます。
これで、分解完了。
外したからと言って何かすごい事をする訳ではなく、組み立てるだけなのです。
ただ、一応、確認はしておきましょう。
・カートリッジ内のオイルは全部抜けたか?
・アウターチュブのそこに汚物が溜まっていないか?
・インナーチューブガイドブッシュ、アウターチューブガイドブッシュに傷は無いか?(走行距離がいっているなら交換するべき)
・インナーチューブに傷、錆、ゆがみは無いか?
今回は、オイルを完全に抜きたかっただけなので、オイルシール&ダストカバー以外は再利用しちゃいます。
フロントフォークのOH その5 カートリッジ取り外し・リベンジ編
2011-10-19
中途半端に緩み、供回り状態のフロントフォーク。このままでは、前にも進めず、後ろにも戻れず。
とにかく外さねばならない。
方法は一つ。
専用ツール”カートリッジホルダー”を使用して、カートリッジを固定して、ボトムアレンをレンチで緩める。
つまり、カートリッジには、専用ツールがホールドできる形状になっているということである。
そして、このどん底で、一つの幸運が。
既に一本目のカートリッジが外れている!
カートリッジの形状を確認できる♪
ジャジャーン♪
何とシンプル。
正方形の凹み。
正方形の鉄パイプがあれば、固定できる!?
っと言うことで、カートリッジを片手に、ホームセンターへ直行!!
鉄パイプのコーナーで、スクエア(正方形)パイプを物色。
見つけた!
1/2インチ(ミリなら13mmかな?)がフィット!
早速購入。$8なり。
家に戻り、早速装着。
挿入したパイプを固定し、ボトムアレンをレンチで緩めてみると...
あっさり、外れた!
うぉーーーー!
無事、2本とも分解完了♪
ところで、作業の後、予習の記事を読み返したのだが、よく読むと、
”スプリングとカラーを戻して、テンションをかける...”
となっている。
実は私、
”スプリングとカラーを戻して、トッププラグを締めて、テンションをかけた”
もしかして、これが間違い?
トッププラグ付けなければ、もっとテンション掛けられたってこと?
インナーチューブ下げれば、スプリングをもっと縮められるから、もっとテンションかけられたのかな?
これが、失敗の原因かはわからないが、次回は、これを試してみよう。
でも、もうスペシャルツールあるからなぁ~。そっちの方が楽かなぁ~。
って言っても、ただのパイプだけど。
フロントフォークのOH その4 カートリッジ取り外し編
2011-10-18
ついに分解編、最後のステップ。カートリッジの取り外し。
この時のために、いろんな記事で下調べ。
”スプリングやカラーをつけて、逆さまにし、テンションを掛けた状態にしておけば、インパクトレンチで簡単にはずせる...”
らしい。
素直な私は、この時のために、インパクトレンチをゲット。
なのに、私のインパクトレンチ...
この日のために購入したインパクトレンチ...
緩まない...
何か共回りしている感じ...
やばい...
さらにぐっとを上からテンションを掛けて、インパクトレンチ発射。
撃つべし、撃つべし、撃つべし。
真っ赤な顔して、汗かきながら、連打。
何とかボトムアレンは外れた!
何か、話違くね?
”...インパクトレンチで簡単に...”
どこが?
気を取り直して、もう一本のフォーク。
今度は、最初から、気合でテンションを掛け、
撃つべし、撃つべし、撃つべし。
真っ赤な顔して、汗かきながら、連打。
緩まない...
明らかに共回りしている...
さらに連打。
No Luck!!!
家に居たカミさんにヘルプを頼み、私、全体重をかけ、テンションを掛ける。
腕がプルプル震えた状態で、Maxテンションキープ!
カミさんに、”撃って!”と叫ぶ。
しかし、虚しく空回り。
ダメです。
完全に共回り状態。
汗びっしょりでグッタリうなだれる私。
状況がわからず、”まだ何かすることある?”と言わんばかりのカミさん。
しばらく何も考える気になれない私だった...
フロントフォークのOH その3 フォーク取り外し編
2011-10-17
フロントフォークは、ステアリングブラケットに、ボルト3本で固定されています。オイルが入ったフロントフォークは結構重く、最後の一つを一気に緩めると、ストンと落ちてくる場合がありますので、少し注意が必要です。
私の場合は、フォークを持った状態で、ボルト緩めて、フォークを軽くひねりながら下に抜きます。
次は、トッププラグ。
事前準備で緩めてあるので、固くはないですが、中からスプリングでテンションが掛かっているので、上から押さえながらゆっくりと緩めます。
プラグがインナーチューブから、外れたら、ゆっくりと押さえている力を抜いて...
これをしないと、プラグは勢い良く打ち上げられます。
続いて、プリロードアジャスター。
これは、ピストンロッドに固定されています。
ピストンロッド側のロックナットを固定した状態で緩める必要があるので、スプリングで押し上げられているカラーを押し下げる必要があります。(写真だと分かりにくいですが)カラー上側のワッシャーをロックナットの下に潜り込ませて、押し下げた状態を固定すると良いです。
プリロードアジャスター側のナット(?)は、六角ナットではないのでレンチで舐めてしまわないように注意しましょう。
カラー、ワッシャー、スプリングを外します。
これでオイルの大部分は抜けます。
通常のオイル交換は、これでオイル補充して終了です。
でも、今回は、もう一段階。
フォーク内部に固定されている、カートリッジも外して、その中のオイルも全部抜きます。
というわけで、まだまだ分解がつづく...
フロントフォークのOH その2 事前準備編
2011-10-16
フロントフォークをはずすには、当然、フロントホイールを外さなければならないのですが...ちょっと待った。
慌てては行けません。
実は、その前に、緩めておかなければ行けないところがあるのです。
それは、フォークのトッププラグ。
結構、きついトルクでしまっていますので、タイヤが設置して荷重がかかっているときに緩めないと外せないのです。
以前、私は、フロントフォークを外した後に、この事実に気づき、泣く泣く外したフォークとホイールを元に戻したことがあります。
というわけで、フロントスタンドを入れる前に緩めます。
そして、フロントホイールの取り外し。
まず、アクセルシャフトを固定しているネジを片側だけ緩めます。
(マニュアルでは、右側って書いてあります。)
そしたら、両側に六角アレンを入れて、
オリャーっと。
私は、大きいトルクレンチと、普通のレンチ&パイプを愛用しています。
六角アレンのサイズは、17mmと22mmです。
アクセルシャフトを抜いて、カラー、スピードセンサーを抜いて、ヨッコイしょっと。
次は、フロントフェンダー。
フロントフォークのアウターチューブに止まっている両側のボルトを外して、ホイッと。
これで、事前準備終了。
フロントフォークのOH その1 工具編
2011-10-15
オイル漏れしているフロントフォーク。当然、このまま放っておく訳にはいきません。
オイルシールを交換しなければ行けません。
どうせオイルシールを外すなら、フォークオイルも交換しましょうね。
何年物がオイルが入っているのかわかりませんから...
となると、一応、カートリッジもはずして、そこにたまった汚物も流した方が良さそうです。
実は、フロントフォークのOH、自分でやった事がありません。
現行機は、一度フォークオイルを交換しただけで、オイルシールも交換した事無いのです。
いつかやらねば、と思いながら早10年...
別に、違和感感じた事も無いし、オイル漏れを起こした事も無いし、見て見ぬ振りをしていました。
でも、”いつか”のために、部品と工具は、この通り!
電動インパクトレンチ
フォークの底にあるアレンボルトを外すのに便利との事。
Craigslist(ローカルの売ります買いますサイト)で、$40なり。
前所有者は、急遽必要となって、購入し、一回使った後、一度も使用する機会が無いので売りたかったらしい。
そして、
フォークシールドライバー
これは古いシールやバイプを使って自作しても良いかと考えたのですが、変な物使ってインナーチューブ傷つけたら高くつくので、何かの買い物のついでにクーポン使って買いました。$30ぐらいだったと思います。
最後に、
オイルレベルゲージ
これも自作しようとしたのですが、適当な大きさの注射器が見つからなかったので、シールドライバーと一緒に買いました。$15ぐらいだったので、自作とそんなに大差はないかと...
遂にこれらの投資が回収される機会が訪れたわけです。
メーターをゴシゴシ
2011-10-14
メーターを磨きましょう。ビキニカウルを外して。
電気系のワイヤーをはずして、
メーターケーブルはずして、
固定しているナットを2つはずせば、
ごっそりと取れます。
次は分解。
(申し訳ありませんが、画像は無いです。作業に入るとどうも写真撮るのを忘れてしまって...)
後ろのカップは、ネジを3本はずすとはずれます。
中は、想像以上にきれいでした。
あとは、ブラケットをはずして、見えているネジを片っ端からはずせば、表のパネルがはずれます。
フロントスクリーンをはずす場合は、リセットノズルをはずす必要があります。
初めて分解したときは、このノズルの外し方がわからず頭を抱えたものです。
ここは細いプラスドライバーを使います。
ノズルの中心の奥まったところのプラスネジで固定されているので、感触を頼りにはずします。
分解したら、洗浄です。
クリアスクリーンには、オリジナルの慣し運転のステッカーがまだ貼ってあります。
10年も貼りっぱなしだと、うまく剥がれない。
スクリーンに傷がつかないように、ガラスクリーナーやらレンズクリーナーでゴシゴシと。。。
そして、問題のクロームメッキ部分。
まずは洗剤で丸洗い。
当然、これだけはきれいにならず、
次は、水垢落としでゴシゴシと、
さらに、プラスティック用のワックスでゴシゴシを磨いて、
やっとこさ、輝きを取り戻しましたよ♪
最後に、裏面の電源端子部分にスプレーをして、しばらく乾燥。
後は、組み立てて終了です。
さて、程度は... その5
2011-10-13
次は、リア。汚れてはいるが、概ね良好。
サスはかなり汚いが、チェーンもスプロケも問題なし。
フェンダー裏は、もちろん汚い。
シート下の掃除のときにはずして丸洗いだな。
最後はタンク下&シート下。
前オーナーは、自分でメンテをする人ではないし、放ってあったので、当然ホコリがすごい。
そして、錆びも少々。
どうせ、点火系、燃焼系をチェックするので、そのとき
・キャブ
・エアボックス
・リアフェンダー
をはずして、きれいにしますかなぁ。
さて、程度は... その4
2011-10-12
車体前方に回り、下のほうを見る。まず、フロントフォーク。
汚れてはいるものの、錆は無い。
しかし、右のフォークがオイルで濡れている。
乗っているときには特に違和感を感じなかったので、オイルが減るほどひどい状態ではないだろうが、オイルシールの交換が必要だ。
ついでなので、カートリッジも抜いて、チェックするのが良さそうだ。
次はステアリング。
走行距離が少ないので、ベアリング交換は必要ないと思うが、ばらして、ベアリング状態チェック&グリース盛ぐらいやっておくと良いかもしれない。
そしてラジエター。
多少錆びているが、漏れはなさそうである。
ファンはかなり汚れている感じ。
ラジエターの裏のマフラー。
...
汚い。
醜い。
この錆び、落とせるのだろうか...
現三号機と交換かな...
見にくいかもしれないが、エンジンも汚い。
錆もある。
これは、磨くしかなさそうである。
外観チェックは、まだまだ続く...
さて、程度は... その3
2011-10-11
次は外装の程度。ますは、ぱっと見。
やはり目に飛び込んでくるのは...
タンクの凹み
想像していたよりも範囲は小さいが、想像していたよりも、深い。
というか、凹みと言うより、鋭角にめり込んでいる。
KAWASAKIのロゴも割れている。
運悪く、タンクの角の部分にピンポイントでポールが当たった為、周りの部分が手前に浮き上がってきてしまっている。
この部分を引っ張り出しても、周りの部分を含め、元のエッジラインを復元するのは熟練したプロの技が必要となりそうである。
次に気づいたのは、
左後方のウィンカー
割れている。
???
これは、オークションの記述には書いてなかった。
倒したの?
左側面をチャックしてみると...
削れている。
削れ方を見る限りでは、立ちゴケというよりは、走っている最中の転倒って感じである。
でも、その他の部分にダメージは見られない。
ビキニカウルもきれいである。
転倒すれば、その重さから、必ずビキニカウルがダメージを受けるはずである。
現参号機は、2回ほど転倒しており、その度にビキニカウルが割れた。
そして、その度に、素人修理し、素人ペイントして今に至っている。
(ちなみに、問題のピックアップコイルカバーも素人修理&素人ペイントが施されている。)
もしかすると、転倒して、醜くなったビキニカウルを交換したのだろうか...。
まぁ、良い。
きれいなビキニカウルが手に入った事の方がポイント高!である。
大きな心で許すことにする。
ビキニカウルの美しさと対照的なのが、スピードメーター&タコメーター。
クロームメッキが施されているので、汚れや水垢が特に目立つ。
現参号機は、転倒により、このパーツが一度割れており、カウル同様素人修理が施されているため、部品流用はあまり意味が無い。
分解して磨く必要があるだろう。
ビキニカウル以外のカウルはというと、
所々傷はあるものの概ね良好である。
この手の傷は、普段乗っていればいくらでもできるものである。
外観チェックは、さらに続く...
さて、程度は... その2
2011-10-10
本来なら、程度がわからないバイクのエンジンをいきなり掛けるのはNGなのだろうが、今回は引取りが自宅ではなかったので、既に走行している。一応、前オーナーには走行可能であることを確認しているので、少し走行したからといってエンジンの状態が激変することは無いであろう。
その走行での印象は、
・エンジン音は静か
・アイドリングは少し低い
・アクセルに対するレスポンスは遅い。アクセルをガバッと開けても、力強い加速は感じない。
・前ブレーキの効きが良すぎる(?)。遊びもなく、少し握っただけでフルブレーキ状態になる。
正直、長年、現参号機のへたれエンジンに慣れているので、どういう状態が”標準”か覚えていないのだが、エンジンが静かなのは良い。
パワーやレスポンスは、点火系統や電気系統、キャブ等様々な要因が絡むので、ハッキリとはいえないが、走行距離を考えれば、エンジン内に問題がある可能性はかなり少ないと考えている。
エンジンにアタリが無いのは気になるが、シリンダー圧を計測して問題が無ければ、大丈夫だろう。
いずれにしても、
・点火系統の各所抵抗・電圧チェック
・キャブのOH
・エラーフィルターの清掃
は必須になるだろう。
さて、程度は...
2011-10-09
長旅を終えて、無事に到着したZRX。あらためてガレージに並んでいる2台を眺める。
うっとりしてしまう。
単なる自己満足の世界であることは認識している。
何の興味もない人からすると、なぜ2台?となる。
カミさんや娘に、
”2台並んでると、やっぱり格好いいよね♪”
といっても、
”... そう?”
ぐらいのものである。
いいのだ。私さえ満足であれば。
さぁ、ここからが本当の作業である。
このZRXが新参号機となるのだ。
現参号機同様、これから10年がんばって貰わなければならない。
以前も述べた が、今回のZRX購入の本来の目的は、
エンジンの交換
である。
これをやるには、一瞬、両者からエンジンを降ろす必要がある。
しかし、そんなスペースも機材も我が家にはない。
そこで、エンジン購入ではなく、中古車購入を選択した時点から、乗り換えを考えていた。
新ZRXをOHし、使用できないパーツや程度の悪いパーツは現ZRXから移植するのだ。
2台並んだZRXの後姿にうっとりしていた私だが、見比べてみるとやはり程度には差がある。
現参号機も、10年以上、雨の日も風の日も働き続けてきた老体である。
お世辞でもきれいではない。
しかし、新参号機は、本当に醜い。
凹んだタンクは別にして、よく見ると錆や汚れ、水垢がすごい。
いかにも、”買ったけど、ほとんど乗らずに放って置きました。”という代物である。
唯一の救いは、
走行距離8,274マイル
である。
これは何物にも換えられない。
残りの部分は何とかなるのだ。
...
残りの部分は何とかするのだ。
...
がんばるぞ。
ついに到着!
2011-10-08
バイク購入から約1カ月。忘れたころに携帯がなった。
仕事中は知らない番号の電話には出ない私、しばらくしてからボイスメッセージを聴いた。
”来週の前半にはトレーラーが到着する予定。実際の配送日時は事前にドライバーが電話をするはず。”
とのこと。
おーっ、ついに到着?!
翌週に入ると毎日ソワソワな私。
そして、待ちに待ったドライバーからの電話。
ドライバー: 明日の12時から1時の間に到着するから。
私: 了解、家にいるから大丈夫。
ドライバー: ところで、どこでピックアップする?
私: ?
ドライバー: どこでピックアップする?
私: あれっ?住所知らないの?
ドライバー: 大型トレーラーだから、住宅街には入って行けないよ。
私: (はぁ、そういわれてもねぇ。。。)
ドライバー: どこかトレーラー止めてバイクを降ろせる場所ない?
私: (知るわけないし。。。)
ドライバー: とりあえず明日行くから!近くに着いたら電話するから!
私: ところで、普通はどこでドロップするの?スーパーの駐車場とか、公園の駐車場とか??
ドライバー: まぁ、そんな感じかなぁ~。
私: ふーん。
ドライバー: じゃあ、明日。(ガチャン)
えっ、”じゃあ”って。
どーすんのよ。
明日、スーパーとか公園に誘導するの?
どこのよ?
勝手にでかいトレーラー乗り付けて良いのか?
文句言われたらどうするのよ?
ドライバーに、”こいつがここで受け取りたいって言った”とか言われたらどうするのよ?
急に面倒になってきた。。。
そして、当日。
既に1時過ぎ。
連絡は無い...
おいっ!
いつ来るんだよ。
さすがアメリカ。
大体、時間通りに来ることはない。
そして、2時過ぎ。
連絡は無い...
遅れるなら、遅れるで電話しろよ。
そして、3時。
連絡は...
予定では、トレーラーが着いたら、カミさんに車でトレーラーのところまで連れて行ってもらって、トレーラーに同乗して適当な場所まで行き、バイクに乗って帰ってくる作戦だった。
しかし...
カミさんは、3時に娘をピックアップするため、車で外出。
...
おい、どうすんだよ。
こうなったら、カミさんが帰ってくるまで、来るなよ!!
しかし、電話は鳴る。
...
もしろん、カミさんはまだ戻ってこない。
そんな気はしていた。
大体、こういう事になることが多いのだ。
私: もしもし。
ドライバー: 着いたよ。
私: (おい、”遅れてごめん”とかねーのかよ。)
ドライバー: 今、お宅の近くのxx通りに止まってる。ここまで出てきてよ。
私: わかった、今から行くから。(ガチャン)
xx通りは確かに最寄の大通りである。
とりあえず、ヘルメットと免許を持ってダッシュ!
xx通りに出る。
見当たらない。
路肩に止まっている車は一台も無い。
ドライバーに電話。
...
繋がらない。
ボイスメールに切り替わる。
とりあえず、”電話して”とメッセージを残し、再度、電話。
...
繋がらない。
すると、電話が鳴る。
カミさんからだ。
カミさん: どこに居るの?
私: トレーラーが到着して、xx通りに出て来いって言われたんだけど、見つかんないの。
カミさん: ふーん。まぁ、私家にいるから。
私: とりあえず家に戻るわ。
家に戻る。
そして、再度、ドライバーに電話。
繋がらない。
勘弁してくれぇー。
すると、家の電話が鳴る。
ドライバーからだ。
私: xx通り、行ったけど見つけられなかったんだけど。どこに止まってんの?
ドライバー: xx通りは路肩が狭くでバイク下ろせないから、yy通りを曲がったところに止まってる。
私: (それなら、電話しろよ。)
ドライバー: もうバイクも降ろしたから。受取書にサインするだけだぞ!早くおいでよ♪
私: (早くおいでよ♪って)うん、わかった。今行くから。(ガチャン)
カミさんの車でyy通りへ。
いた!
でかいトレーラーが路肩に止まっている。
でかいトレーラーが”広い”路肩に止まっている。
って、そこって...
バス停のスポットでは。
俺のバイクも降ろされている。
バス停のスポットに。
勘弁してくれよ。
警察来たら、違反切符切られるじゃねーか。俺まで巻き添え食ったら、どーすんだよ。
急いで降りて、受け取り手続き。
周りの目が気になって、細かい傷チェックをする余裕も無く、さっさと受け取りサイン。
そして、さっさとエンジンをかけて、速攻で退散。
3分後、無事、家に到着。
今までの荷物受け取りで一番体力を使った。
画して、2台のZRXが我が家のガレージに並ぶこととなったのである。
次は登録
2011-10-07
支払いのチェックを送付して、しばらくすると、前所有者からメールが来た。”チェックの換金を完了したので、タイトルを送付するね。”
タイトル
日本で言うところの車検証である。
名義変更の際に必要となる。
このバイクがどんな仕様で、誰の所有物である、みたいなことが記述されている。
日本と違うのは、これが各州で異なるということ、日本のように全国共通ではないのだ。
つまり、交通ルールも登録基準も異なるわけだ。
だから、たとえ現在のタイトルが有効でも、他州でタイトルが発行されるかどうかは保障されない。
手続き自体が大きく異なる訳ではない。
要は、
・ウィスコンシン州で登録を破棄
・カリフォルニア州で再登録
するわけである。
前者は、州によるが、後者を行うと完了する場合が多い。
州によっては、タイトルだけではなく、ナンバープレートを返却しないとタイトル破棄が完了せず、税金がかかり続けたり、保険が解約できなかったりもする。
カリフォルニア州の登録手順は、
Step 1:登録申請書の提出
Step 2:車体検査
Step 3:ナンバープレートの受け取り
まずは、Step1の登録申請。
車に関する手続きは、
DMV
というところで行う。
所定の用紙に必要事項を記入。
所有者となる自分の情報や車体の情報(モデル、フレームナンバー、エンジンナンバー、走行距離等)を記入して、現在のタイトルと一緒に提出する。
そして、算出された登録料金を支払う。
今回の登録料、
$344.00
なり。
結構した。購入額をもっと安くすれば良かったかなぁ~...
いくらいい加減なアメリカでも、さすがにこれだけでナンバープレートは発行されない。
当然、現物が検査される。
それが、Step2の車検である。
車の場合、日本の車検に似た
スモッグ・チェック
なるものがあり、その検査結果を提出する必要がある。
でも、日本のように厳しくも、高くもない。最寄りのガソリンスタンド等で15分程度で簡単に行える。値段は$50~60ぐらいだろう。
しかし、なぜかバイクは、このような第三者による検査を必要としない。
単にDMVの裏にある検査場みたいなところに行って、Step1で作成した記述内容と実際の情報が一致しているかを確認してもらうだけである。
エンジンもかけないし、電気系統のチェックもなし。
逆に言うと、動かなくてもナンバーが発行されてしまう、ともとれる。
もちろん、州によって手続きも基準も異なるので注意は必要だが、少なくともここベイアリアでは、これでパスとなる。
これで終了。
Step1、Step2の書類を持って、再度DMVの窓口に行けば、ナンバープレートとステッカー(登録切れの年/月が表示されたステッカー)を受け取ることができる。
簡単でしょ。
唯一気をつけた方が良いことは、DMVに行く際は、簡単な手続きであっても予約をとる!ということである。
まぁ、田舎のDMVなら問題ないかもしれないが、人口の多い町に住んでいるのであれば、朝から長蛇の列ができるのが普通。
朝一番で列んでも1時間以上待たされることもざらである。
予約さえしておけば、当日飛び込みの人よりも優先的に処理されるので、待ってもせいぜい10分ぐらい。仕事中なのにペラペラくだらないおしゃべりをしながら処理しているおばちゃんや、あーだこーだ不平不満をぶちまけている輩の姿にイライラする必要もない。
予約の取得も、今なら、オンラインで簡単。
変更やキャンセルも、同様にオンラインで簡単に行えるので、”DMVに行く必要あるかも...”となったら、具体的な日付が決まっていなくても、予約をとることをお勧めする。
バイクの運搬
2011-10-06
無事支払いを済ませ、晴れて期待のオールドルーキーは私の物となった訳だが、物はまだ遥か彼方ウィスコンシン。広いアメリカ。
自分で取りにいく訳にはいかない。
行きは飛行機でひとっ飛び(と言っても、6時間はかかるだろうが)できても、帰りは陸走、1週間はかかるだろう。
結局、選択肢は運搬業者への依頼。
コストも安くあがる。
ところで、eBayでは、オークション中から、この手の運搬業者の見積もりが簡単にとれるようになっている。
私のように何のあても無い人間には助かる。
早速、片っ端から見積もり依頼のボタンを押し捲る。
値段は、ピンキリ。
$400~$1000以上まで様々。
各サイトの広告では、
”$xxxポッキリ”
とか謳っていても、実際に見積もりを取ると意外と高い。
確かにウィスコンシン州からカリフォルニア州となると、アメリカを斜めに横断するので、距離としては最長カテゴリーになるのだろう。
しかし、ここまで、幅があると、”安い”からと言って簡単に値段だけで選べない。
そこでサービス内容を調べてみると、色々違いがあるらしい。
保険:
要は、何か不具合があった場合の保険である。
移動中に、倒したとか、壊れたとか。この手の問題が発生すると、”誰の責任か”等、事を納めるのは結構面倒。入っておくに超したことは無い。
運搬車の種類:
これは、考えていなかったが、トレーラーの種類によってランクがあるらしい。
コンテナ車:コンテナ内にバイクを積んで運搬。
オープントレーラー車:トレーラーの上に積んで運搬。でも、雨ざらし。
雨風はまぁ許すとしても、路面の悪いアメリカの道、石やら何やらが跳ねてくるのは容易に想像できる。陸送に時間がかかるアメリカでは、コンテナ内に積んでもらった方が安心である。
引き取り・受け取り方法:
大きな物なので、これも業者によって異なる。
Door-To-Door:現所有者の家まで取りにいってくれて、我が家まで届けてくれる。
Hub-To-Hub:業者配送所間の運搬のみを行ってくれる。
後者だと、自分が取りにいくだけでなく、現所有者にも最寄りの配送所まで持ち込んでもらわなければならない。これはこれで、アレンジも手間だし、ごねられると面倒なので、断然前者である。
これらの条件を加味して、業者を選別。
HAUL BIKES
に決定。
上記の条件で全部良いとこ取りしても、$600弱で収まる。
一つだけ不満があるとすれば、届くのに3~4週間かかること。
大きなコンテナなので、できるだけ多くのバイクを拾って回ってくるらしい。
カリフォルニアは南西部、現所在地は北東部、アメリカを斜めに横断してくる訳だろうから、長旅の最初の方のピックアップで、最後の方のドロップになるのだろう。
しかし、当方急いでいないので、問題なし。
のんびり安全運転でいらっしゃって頂いて結構である。
早速、運搬依頼手続き。
その二日後には、前所有者の元に引き取り用の小型トレーラーが到着し、無事我がZRXは旅立ったと報告を受けた。
画して、ZRXは、一路我が家へ向かうこととなった。
まずは支払い
2011-10-05
幸運にも最低ビッドでゲットできた私。次は、支払い。
先方の要求は、
・手付けの$250を24時間以内に支払う
・残りは、別途送金にて支払う
である。
手付けは、PayPalで即支払い。
そして、残りの支払い。
通常、選択肢としては、
1.銀行口座から送金
2.Cashiers check(銀行等で作成してもらうチェックで、作成時に支払いは保証される。)
3.Personal check(個人が作成するチェック。受取人が換金申請するまで支払いは保証されない。)
4.現金を郵送
もちろん手数料はかかるが、安心なのは、1か2。
先方は、当初1を希望していたが、口座番号を教えるのに抵抗があるようで、2にして欲しいとのこと。
手数料等の額は、ほとんど同じなので、OKである。
カミさんにお願いして、銀行でCashiers checkを作成。
額面にもよるのだが、今回は、手数料$10。
最後に、郵送。
途中、紛失すること無く届く必要があるので、Certified mailを使用する必要がある。
これは、受領確認の返信ハガキを貼付けて送るようなものである。
郵便屋さんが物を届けた際、その返信ハガキに相手が受領確認のサインをして、そのハガキが私の元に戻ってくる。
一応、Trackingナンバーもついているので、今どこにあるかも追いかけることができる。
(もちろん、紛失時の賠償を保証してもらう場合は、別途保険をかける必要があるが...)
一週間ぐらいで、受領確認のハガキが戻ってきた。
これにて支払い完了。
晴れて、物は私のものとなったわけである。
エンジン若返り計画 その3
2011-10-04
オークション終了当日。うっかり忘れぬように各種アラームをセット。
決戦の時を待つ。
時は経ち、遂に5分前。
多少ビッド額があがっていると思ったが、ビッド履歴を見ても、週末から上がっていない。。。
しかし、通常、最後の瞬間にビッドが交錯し、跳ね上がる。
今回も各地でこの瞬間を待つ強者がいるので、気は抜けない。
そして、残り数秒前に、ビッド。
Congratulations, this item is yours!
あっさり落札。
しかも、他のビッドも無く直前のビッド額+$25の最低額で落札。
世間の輩は、この物にそんなに執着していなかったようだ。
たしかに、このタンクの凹みは醜い。
マフラーの錆も酷い。
買ってそのまま乗るには、見た目が悪すぎたのだろうか。
落札できたら、急に不安がよぎる。。。
それとも上物のZRX1200も出回る中、わざわざタンクの潰れた錆だらけの2000年モデルを買う奴はいないということか?
確かに、エンジンは少し小さいけど...
確かに、5速ミッションだけど...
アメリカの1200には、この格好良いエボニーブラックは無いんだぞ!
良いのだ。
所詮、個人の好み。
良いのだ。
エンジンゲットが、主な目的。
醜い部品は、参号機から移植すれば良い。
良いのだ。
...
無性に程度が気になる私であった。
雨だ...
エンジン若返り計画 その2
2011-10-03
載せ替え用のエンジンを物色し始めて半年が経った8月某日。物は現れた。
eBayに現れた。
ZRX1100R 2000年モデル 黒
参号機と同モデルある!
走行距離は、たったの8700マイル!
奇跡の降臨である。
ウィスコンシン州に生息し、
現在のビッド額は$2,200
私の試算が始まった。
購入にかかるコストは全部でいくらか?
バイク購入額: $2xxx
バイク運搬費: $600
バイク登録費: $300
フロント/リアスタンド等購入後必要となる備品購入を考えると、予算は$3500で押さえたい。
となると、$2600前後で落札したい。
ところで、程度は???
早速、オーナーにコンタクト。
・一応、走るらしい
・タンク右側に大きな凹み → 前オーナーが厩のポールに倒したらしい。(馬も飼ってるんか。)
・古いので、それなりに細かい傷や錆はあるらしい
アップされている写真を確認。
・確かにポールがめり込んだような凹みがあり、カワサキの"K"が割れている
・マフラーのパイプは結構錆びている
でも、この走行距離は魅力!
問題のパーツは参号機から移植すれば良い。
ということで、購入を決意。
ビッド予算は、$2700。
オークション終了直前が勝負。
最後の瞬間に賭ける!
ビッド額がその前に予算以上にならないことを祈るばかりの私であった。